今や、私たちの生活になくてはならない存在の100円ショップ。
その100円ショップでは、毎月数えきれない程の新商品が販売されています。
100円とは思えないようなおしゃれで便利な商品ばかりで、店舗に行くたび買いすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな膨大な商品の中には、残念ながら自主回収になるものもあります。
この記事では、100円ショップのセリアを具体例に挙げて、「もしセリアで自主回収品を購入していたらどうするのか?」を解説していきます。
セリアで自主回収品を購入していたらどうする?
そもそもセリアの自主回収品って何があるの?
2023年3月現在、セリアで自主回収品に指定されているものは3つあります。
以下に商品名と自主回収品になった原因を記載します。
●2014年~2016年に販売されたナイロン製キッチンツールの一部…基準値を超す微量の有機物が検出されたため(微量なので摂取しても問題はないが念のため自主回収品に)
●2010年11月~2013年12月に販売された延長コード…コード破損による火災の恐れがあるため
●2021年4月~2022年3月に販売された久野貿易商会「水で膨らむ不思議なボール」…子供の誤飲による事故が発生したため
この3つを参考に、自主回収品を購入していた場合どうすればいいかを説明します。
まずは情報を確認する
SNSなどの情報を見て、もし自分が買ったものが自主回収品かも?と思った時、どうすればいいのでしょうか。
ますは本当に自分の持っている商品が自主回収品かを確認します。
確認するには
●公式サイトを見る
●消費者庁リコールサイトで確認する
●直接店舗に確認する
という3つの方法があります。
ただし2023年3月現在、公式サイトから直接確認できる自主回収品は延長コードのみです。
セリアの場合、自主回収品であっても古いお知らせは消えていく事があり、公式サイトだけでは情報が不十分な場合があります。
公式サイトには掲載されていなくとも、消費者庁リコールサイトや店舗の掲示で自主回収が確認できることがあります。
どのお知らせにも、返品方法や連絡先が書かれているため、きちんと確認しましょう。
もし不安な場合は店舗に直接確認するか、公式サイトからお問い合わせメッセージを送るのもいいでしょう。
返品手続き
自主回収品に該当した場合、返品手続きを行います。
自主回収品の場合は、返品時に返金が行われます。
過去のセリアの自主回収品の返品手続きを確認したところ、「直接商品を店舗に持っていく」という返品方法がメインのようです。
この際はレシートもいらず、購入店舗とは違う店舗でも返品・返金可能です。
店舗に直接持っていくことが難しい場合、お知らせでは専用フリーコールでの連絡をすすめています。
また、久野貿易商会「水で膨らむ不思議なボール」のようなセリアの自社開発商品ではないものも、同様にセリアの店舗返品が可能です。
ボールを直接店舗に持っていけない場合は、開発した商品会社に郵送するという回収方法が指示されています。
そもそも自主回収品を使ってはだめ?
忙しくてセリアが開いている時間に商品を持っていけない!専用フリーコールに連絡する時間もない!という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合はどうすればいいのでしょうか。
2023年3月時点で自主回収品に指定されている3つの商品を例に説明します。
- ナイロン製キッチンツール
基準値を超す微量の有機物が検出されたため自主回収品に指定されました。
しかし微量であるため摂取しても恐らく問題はなく、万が一を考えての自主回収である旨がお知らせに記載されています。
つまり使用しても問題はない可能性は高いですが、何があっても自己責任での使用という形になります。
- 水で膨らむ不思議なボール
小さな子供が誤飲して腸閉塞になるという事故があり自主回収品になりました。
そのため誤飲をしないような年齢である大人が扱ったり、誤飲しないように大人が監視しながら対象年齢以上の子供に遊ばせる分には問題ないと言えるでしょう。
もちろんそういった扱い方が難しい場合、破棄をするのが望ましいと言えます。
- 延長コード
使用するだけで火事になる恐れが高いため、返品が難しい場合は使用せず破棄をするのがいいでしょう。
いずれにせよ自己責任で使えそうなものであっても、不安なら破棄をするのが無難と言えます。
セリアの自主回収品の噂
セリアでは自主回収品でないにも関わらず、SNSやネット上で「実は自主回収なのでは?」と噂に上がった商品があります。
例えば
●珪藻土グッズ
●アブ除けオニヤンマ
の2点です。
珪藻土グッズは2020年11月~12月に基準を超えるアスベストが検出された製品があり、様々なショップで自主回収が行われました。
しかしセリアの珪藻土グッズにはアスベストの混入はないと明言されており、自主回収は行われていません。
またアブ除けオニヤンマはその名の通りオニヤンマの形をした虫よけグッズになります。
こちらも大人気商品であるにも関わらずある日店頭から姿を消し、ネット上で「自主回収では?」と噂がささやかれました。
しかし2022年12月にセリアでは販売終了したことが分かりました。
当然ながら、この2点を店舗に持って行っても自主回収扱いにはならないため注意しましょう。
まとめ
セリアでは2023年3月現在3つの自主回収品があります。
自主回収品がある!というだけで企業にマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし店舗を問わず返品できたり、レシートがなくても返金してもらえるといったわかりやすい仕組みによって購入者の負担はほとんどありません。
これは企業として自主回収の責任を真摯に受け止めている証拠と言えるでしょう。
セリアで購入した商品が自主回収になっても慌てず、こちらの記事をぜひ参考にしてみて下さいね。
